「仕事中にふとスマホを見て、”今日エアコンつけてきたっけ?”と血の気が引いた経験、ありませんか?」
共働きで日中10時間以上家を空ける我が家にとって、愛犬の留守番中の室温管理は毎年夏になるたびに頭を抱える問題でした。
エアコンのつけ忘れ、人感センサーの誤作動、まさかの停電。不安の種は尽きません。
この記事では、たった約5,000円のスマートリモコン「SwitchBot」で犬の留守番中のエアコンを完全自動化した方法を、設定手順から体験レビューまで丸ごとお伝えします。
- 犬の留守番中に熱中症が起きる「見落としがちな原因」と正しい室温・湿度の目安
- SwitchBotハブ2と温湿度計を使ったエアコン自動化の全手順
- 実際に導入して分かったメリット・注意点・停電への備え
犬の留守番中に熱中症が起きる「本当の原因」を知っていますか?

結論から言うと、エアコンをつけていても犬が熱中症になるケースは珍しくありません。
「ちゃんと冷房つけて出かけたのに、なぜ?」という声は、実は飼い主の間でかなり多いんですよね。
まずは「なぜ起きるのか」を正しく理解するところから始めましょう。
エアコンをつけていても安心できない3つの落とし穴
「エアコンさえつけておけば大丈夫でしょ」と思っている方、ちょっと待ってください。以下の3つの落とし穴に、心当たりはありませんか?
落とし穴1:人感センサーが犬を検知しない
最近のエアコンには省エネ機能として「人感センサー」が搭載されています。
人の動きを検知して自動でON/OFFを切り替える便利な仕組みなのですが、これが犬には反応しないケースがあります。
飼い主が外出した途端、「人がいない」と判断してエアコンが自動停止。閉め切った部屋の温度はあっという間に上昇します。
落とし穴2:タイマーの切り忘れ・設定ミス
前の晩にタイマー設定したまま出勤して、昼過ぎにエアコンが切れていた。あるいは「送風モード」のまま出かけてしまった。こうした「うっかりミス」が、真夏日には命取りになりかねません。
落とし穴3:突然の停電で復旧しない
夏場の落雷や電力需要のピークによる停電。たとえ数分で復旧しても、ほとんどのエアコンはリモコンで手動操作しないと再起動しません。仕事中の飼い主が気づかないまま、室温は30度を超え、35度を超え……。

実はうちのレオも、安いWi-Fiカメラと給餌器を使っていた頃にルーターの干渉で給餌器が止まり、帰宅したら空腹で胃液を吐いて震えていたことがあります。あの日の光景は今でも忘れられません。
犬が快適に過ごせる室温・湿度の目安
「何度に設定すればいいの?」という疑問に、まずは数字でお答えします。
| 項目 | 目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 室温 | 22〜26度 | 人が長袖で快適に感じる程度 |
| 湿度 | 40〜60% | 60%を超えると熱中症リスクが上昇 |
| 注意が必要な外気温 | 25度以上 | 曇りの日でも油断禁物 |
| 短頭種(パグ、フレンチブルドッグ等) | 22〜24度 | 気道が狭く体温調整が特に苦手 |
ここで大事なのは、エアコンの設定温度と実際の室温は一致しないことが多いという点。
部屋の向きや窓の位置、日射量によっては、設定26度でも室温が28度以上になっているケースがあります。
犬は人間のように汗をかいて体温調節ができません。足の裏にしか汗腺がなく、パンティング(ハアハア呼吸)で体内の熱を逃がすしかない。
だからこそ、「たぶん大丈夫」ではなく「数値で確認できる仕組み」が必要なんです。
SwitchBotとは?犬の留守番に最適なスマートリモコンの基本


ここからが本題です。犬の留守番中の温度管理を「人間の記憶力」に頼らず「仕組み」で解決してくれるのがSwitchBotというスマート家電です。
SwitchBot温湿度計とハブ2でできること
SwitchBot(スイッチボット)は、スマホから家電を遠隔操作・自動制御できるスマートホーム機器のブランドです。ペットの留守番に関係する主な機能は以下の通り。
- 外出先からスマホで室温・湿度をリアルタイム確認
- 「室温が27度を超えたらエアコンを自動でON」といった条件付き自動操作
- 温度や湿度が設定値を超えたらスマホにアラート通知
- エアコンの遠隔ON/OFF操作(つけ忘れても即リカバリー)
- 温湿度の変化をグラフで24時間記録
仕組みはシンプルで、SwitchBotハブ2(またはハブミニ)がエアコンの赤外線リモコンの代わりになります。
温湿度計のデータをトリガーにして、エアコンを自動でコントロールしてくれる。
つまり、「暑くなったら自動で冷房ON、下がりすぎたらOFF」が人間不在でも実現するわけです。
しかも、赤外線リモコン方式なので10年以上前の古いエアコンでも対応可能。「うちのエアコン、Wi-Fi機能なんてついてないし……」という方でも問題ありません。
必要な機器と費用の目安
| 機器 | 役割 | 参考価格(税込) |
|---|---|---|
| SwitchBot ハブ2 | 赤外線リモコン+温湿度センサー内蔵 | 約8,980円 |
| SwitchBot 温湿度計(追加用) | 別室やケージ付近の温度を測りたい場合 | 約1,980円 |
ハブ2には温湿度センサーが内蔵されているため、基本的にはハブ2を1台買えばOK。
犬のケージが別の部屋にある場合や、エアコンから離れた場所の温度を正確に測りたい場合は、追加で温湿度計を1台足すと万全です。
我が家の場合はハブ2(約8,980円)+温湿度計1台(約1,980円)で、合計約11,000円。
エアコンの買い替えや大がかりな工事は一切不要で、この安心感が手に入ると考えれば、正直「もっと早く買えばよかった」が本音です。



SwitchBotの詳細が気になる方は、公式サイトで最新価格やセット内容をチェックしてみてください。Amazonのセール時期にはかなりお得になることもありますよ。
【全手順】SwitchBotでエアコンを自動化する設定方法


「興味はあるけど、こういう機器って設定が面倒そう……」と思いますよね。
でも安心してください。我が家は機械が得意でない妻でも30分で設定完了できました。ここでは実際の手順を4ステップで解説します。
STEP1|アプリのインストールとデバイス登録
まず、スマホに「SwitchBot」アプリ(iOS/Android対応)をインストールします。
アカウントを作成したら、ハブ2の電源を入れて、アプリの指示に従ってWi-Fiに接続。画面の指示通りに進めるだけなので、ここでつまずくことはほとんどないはずです。
ポイントは、Wi-Fiは2.4GHz帯を使うこと。5GHz帯には対応していないので、ルーターの設定を事前に確認しておくとスムーズです。
STEP2|エアコンのリモコンを学習させる
アプリ上で「デバイスの追加」から「エアコン」を選択。ハブ2に向けてエアコンのリモコンのボタンを押すと、赤外線信号を学習してくれます。
主要メーカー(パナソニック、ダイキン、三菱、日立、シャープなど)のリモコンはプリセットが用意されているので、メーカーを選ぶだけで自動登録されるケースも多いです。
我が家の8年モノのダイキン製エアコンも、メーカー選択だけで一発認識してくれました。
STEP3|オートメーション(自動化ルール)を設定する
ここが一番の肝です。アプリの「オートメーション」メニューから、以下のようなルールを作ります。
ルール例1:室温が27度を超えたらエアコンをON
- 条件:SwitchBot温湿度計の温度が27度以上になったら
- アクション:エアコンを冷房25度でON
ルール例2:室温が24度を下回ったらエアコンをOFF
- 条件:SwitchBot温湿度計の温度が24度以下になったら
- アクション:エアコンをOFF
ルール例3:湿度が65%を超えたら除湿モードに切り替え
- 条件:湿度が65%以上になったら
- アクション:エアコンをドライモードでON
この「ONの温度」と「OFFの温度」に差をつけるのがコツです。差が小さすぎるとエアコンのON/OFFが頻繁に繰り返されて、かえって電気代が上がったり、エアコンに負担がかかったりします。
我が家では「27度でON、24度でOFF」に設定して、快適に安定しています。
STEP4|アラート通知を設定して外出先でも安心
オートメーションとは別に、「室温が30度を超えたらスマホにプッシュ通知」というアラートも設定できます。
万が一オートメーションが想定通りに動かなかった場合のセーフティネットとして、これは必ず設定しておくことをおすすめします。
通知が来たらアプリを開いて、手動でエアコンを遠隔操作すればリカバリー可能。
「あ、今日ちょっと暑いかも」と思ったら、外出先からサッと温度を1度下げる、なんて使い方もできます。
実際にSwitchBotを導入して変わったこと|愛犬レオの留守番レビュー


理屈だけでは伝わらない部分もあると思うので、ここからは我が家のリアルな体験をお話しします。
導入前の不安と、導入後の変化
導入前:
正直に言うと、毎年夏が来るたびに憂鬱でした。
出勤前に「エアコン26度、冷房、風量自動……よし」と指差し確認して家を出る日々。それでも昼休みになると不安になって、Furboのカメラでレオの様子を確認。
ぐったり寝ているだけでも「もしかして熱中症では……」と心臓がバクバクする。
うちのトイプードルのレオは胃腸が弱くて、暑さでストレスを感じると食欲が落ちるタイプ。ただでさえ寂しがり屋なのに、暑さまで加わったらかわいそうで仕方ない。
そんな思いを抱えながら、毎日「今日も無事でいてくれ」と祈るように出勤していました。
導入後:
SwitchBotハブ2を設置してから、まず変わったのは「祈り」が「確認」に変わったこと。
アプリを開けば室温と湿度がリアルタイムで分かる。24時間のグラフも見られるから、「出勤後にどのくらい温度が上がって、いつエアコンが作動したか」が全部可視化される。
ある日の記録を見ると、午前10時に室温が26.8度まで上がり、オートメーションが作動して冷房がON。11時には25.2度まで下がって安定。
午後はずっと24〜26度の間で推移していました。帰宅してレオの様子を見ると、いつものお気に入りの場所で気持ちよさそうに丸まって寝ている。



Furboのカメラ越しに見るレオの寝顔が、導入前と導入後で明らかに違うんです。以前は暑さでフローリングにベタッと伸びていることが多かったのに、今はクッションの上で安心して丸まっている。あの姿を見ると「導入して本当によかった」と心から思います。
1ヶ月使って気づいた注意点と改善策
とはいえ、使い始めてから気づいた点もあります。
注意点1:温湿度計の設置場所で数値がかなり変わる
最初、ハブ2をテレビ台の上に置いていたのですが、テレビの排熱で実際の室温より2度ほど高く計測されていました。
結果、エアコンが過剰に作動して部屋が冷えすぎる事態に。設置場所は、直射日光・家電の排熱・エアコンの風が直接当たらない場所を選んでください。
我が家では追加の温湿度計をレオのケージの高さ(床から30cm程度)に設置。犬の生活圏に近い温度を基準にオートメーションを組むことで、精度がグンと上がりました。
注意点2:Wi-Fiが不安定だとオートメーションが遅延する
一度だけ、ルーターの調子が悪くてオートメーションの作動が5分ほど遅れたことがありました。命に関わる問題なので、ルーターの安定性も大事です。
我が家ではメッシュWi-Fiに切り替えて以降、遅延は一度も起きていません。
注意点3:エアコンの「自動運転モード」との相性
エアコン側を「自動運転」にしておくと、SwitchBotからの冷房指示とエアコン本体の自動判断が干渉することがあります。
SwitchBotで自動化する場合は、エアコン側はシンプルに「冷房」固定にしておくのがベストです。



今年の夏を安心して迎えたいなら、まずはSwitchBotハブ2だけでも導入してみてください。うちのレオも、この1台で留守番環境が激変しました。
停電したらどうなる?万が一に備える3つの対策


SwitchBotを導入しても、「停電したらどうしよう」という不安は残りますよね。
ここは正直に書きます。SwitchBotがあれば停電時も万全、とは言い切れません。停電中はエアコンもSwitchBotも動きません。
ただし、復旧後の対応と、電気を使わないバックアップを組み合わせることで、リスクは大幅に減らせます。
SwitchBotで停電復旧後にエアコンを自動再起動する方法
停電から復旧すると、SwitchBotハブ2は自動的にネットワークに再接続します。そのタイミングで、あらかじめ設定しておいたオートメーション(室温27度以上でエアコンON)が再び機能を開始。
室温が設定値を超えていれば、自動でエアコンにON信号を送ってくれます。
つまり、「停電中はどうしようもないけれど、復旧した瞬間に自動リカバリーされる」という仕組み。
手動でリモコンを押す必要がないので、外出中でもエアコンが再起動するのは大きな安心材料です。
ただし、ルーターの機種によっては停電復旧後にインターネット接続が自動復帰しないケースもあります。事前にルーターの仕様を確認しておくことが大切です。
電気を使わないバックアップグッズも併用しよう
「停電対策はSwitchBotだけに頼らない」が鉄則です。以下のグッズを普段から準備しておくと、停電時の室温上昇を少しでも緩やかにできます。
- アルミ製の冷感マット:電気不要で、犬が自分で体温を下げられる
- 凍らせたペットボトル(2Lを2〜3本):タオルに包んでケージ付近に置く
- 遮光カーテン:日射による室温上昇を抑える基本中の基本
- 水飲み場を2か所以上に設置:倒してしまった時の保険
我が家では夏場は毎朝、凍らせた2Lペットボトルをタオルで巻いてレオのケージ横に置いてから出勤しています。
エアコンが止まっても数時間は周囲の温度を下げてくれるので、これだけでも全然違います。
よくある質問(FAQ)
Q1. SwitchBotは古いエアコンでも使えますか?
赤外線リモコンで操作するタイプのエアコンであれば、メーカーや年式を問わず対応可能です。
我が家の8年前のダイキン製エアコンも問題なく動作しました。物理ボタン式のエアコンの場合は、別売りの「SwitchBotボット」で物理的にボタンを押す方法もあります。
Q2. 設定は難しいですか?機械が苦手でも大丈夫?
アプリの画面に沿って進めるだけなので、スマホが操作できる方なら問題ありません。我が家では妻が一人で30分で完了しました。
Wi-Fiのパスワードさえ分かっていれば、特別な知識は不要です。
Q3. 外出先からエアコンを操作するのにインターネット回線は必要ですか?
はい、自宅のWi-Fi環境と、外出先のスマホのモバイルデータ通信(またはWi-Fi)が必要です。自宅にインターネット回線がない環境では、遠隔操作やオートメーションは利用できません。
Q4. エアコンのON/OFFが頻繁に切り替わると電気代が心配です。
ON温度とOFF温度に3度程度の差(例:27度でON、24度でOFF)をつけることで、頻繁な切り替えを防げます。
我が家の場合、SwitchBot導入後もエアコンの電気代は月額で約200円増えた程度。つけっぱなしの場合とほぼ変わらないか、むしろ無駄な稼働が減って節電になった実感があります。
Q5. 猫にも使えますか?
もちろん使えます。猫が快適に過ごせる室温は21〜28度と犬より幅がありますが、考え方は同じです。
うちのラグドールのルナがいる部屋にも温湿度計を設置して、猫用のオートメーションを別途組んでいます。犬と猫で快適温度が異なる場合は、部屋を分けてそれぞれに設定するのがベストです。
まとめ|犬の留守番の不安は「仕組み」で取り除ける


この記事の要点を3つに絞ります。
- エアコンをつけていても、人感センサー・タイマーミス・停電で熱中症リスクはゼロにならない。「つけたから安心」は危険な思い込み。
- SwitchBotハブ2なら約9,000円で「室温に応じたエアコン自動制御」が実現する。設定は30分、古いエアコンにも対応。
- 停電対策は「SwitchBot+アナログの冷感グッズ」の二重構えが鉄板。どちらか一方では不十分。
かつての僕は、5,000円の安い機器でレオを危険にさらした経験から「お留守番の安心感だけは、絶対にケチらない」と決めました。
あれから3年。
SwitchBotハブ2、Furbo、カリカリマシーンSP……と、ペットテック機器への投資は累計50万円を超えましたが、その中でも「コスパ最強」と胸を張って言えるのがSwitchBotハブ2です。
たった1万円弱の投資で、毎日の「大丈夫かな……」が「大丈夫だ」に変わる。この安心感は、金額以上の価値があると断言します。
今年の夏、愛犬に快適な留守番環境を届けたい方は、まずSwitchBotハブ2から試してみてください。「もっと早く導入すればよかった」と思う日が、きっと来るはずです。




